こんにちは、まえのです。
今回は、革靴転売をやっていく上でおすすめの靴クリームについて話していきます。
靴クリームって、いざ購入しようと思うと種類もたくさんあって、なかなか選べないですよね。
値段もピンキリですし、安いとあまりよくないのかなー?って思ってしまう人も多いと思います。
それに、乳化性クリームばかりかと思えば、油性クリームというものもあったりして、余計に混乱してきますよね。
そこで、ずばり今回は
革靴転売をはじめようと思っているあなたへ、
これからリペア道具を用意しようとしているあなたへ、
僕が最もおすすめしている靴クリームをひとつご紹介します。
それは、ブートブラックのシルバーラインのシュークリーム (乳化性)です。
比較的購入できるお店も多く、もちろんネットでも購入可能です。 ブートブラックには黒い蓋の通常ラインもありますが、シルバーラインはそちらよりも少し安く、コスパも申し分ないクリームです。 というわけで、おススメはそのクリームだったんですが、 ここからは、油性クリームではなく、なぜ乳化性クリームが良いのかや、 数ある靴クリームの中でなぜこのクリームをおすすめするのかについて説明していきます。 まずは、乳化性クリームと油性クリームの違いから説明します。 乳化性クリームと、油性クリームの一番の違いは成分の違いです。 この成分の違いから、使う目的も少し違ってくるのが、この2つのクリームの違いです。 とは言え、使い方がほとんど同じなので、同じ効果があるものだと思っている人も多いと思います。 どういうことかと言うと、使い方として 乳化性クリームは、靴の汚れを落とした後で、クリームをミニブラシに少量取り、そのまま靴に塗布していきます。 その後に、豚毛ブラシで全体をブラッシングするというのが一般的な流れです。 一方、油性クリームも、同じようにクリームを靴に塗り込み、豚毛ブラシで全体をブラッシングします。 やり方が全く同じなんですよね。 だから、同じ効果があるものかと考える人がほとんどではないでしょうか。 でも、実際のところ“目的”は少し違います。 乳化性クリームの目的は、靴に水分や油分を与える『ケア目的』です。 例えば、革靴に起こりやすい深刻なダメージのひとつに、「ひび割れ(クラック)」がありますが、ひび割れは、一度発生すると、完全に直すということは出来ません。 なので、そうならないためにも、 普段から靴クリームを塗ることで革に適度の水分や油分を与えておく というのが、「乳化性クリーム」の目的なんです。 一方、「油性クリーム」には水分はほとんど含まれていません。 成分としては、ロウ・油脂からできています。 (乳化性クリームは、ロウ・水分・油脂です。) つまり、乳化性クリームでは可能だった、適度な水分や油分の補給が、油性クリームでは足りないということなんです。 油性クリームで有名な商品と言えば「サフィールノワール クレム1925」などがありますが、これもそうです。 サフィールの中でも、高級ラインにあたるサフィールノワールのクレムは、高級感こそありますが、ケア用品としてオールマイティーかと言えば、そうではないということです。 では、油性クリームって何の為にあるんだ?って思うと思うんですが、 実はこれ、革靴のケア目的というより、鏡面磨きなんかで使うワックスに近いイメージです。 乳化性クリームほど革靴に浸透していくことはありませんが、表面を保護してくれることには長けています。 靴全体にツヤ感も出ますし、表面に油性のクリームで保護されるということを考えると、多少の雨ぐらいであれば守ってくれるでしょう。 そういったメリットがあるということです。 今お話ししたような違いが「乳化性クリーム」と「油性クリーム」の違いです。 商品ごとに成分の違いはありますが、大枠はこういうことです。 さっきの話でも分かると思いますが、 乳化性クリームは『ケア目的』 油性クリームは『表面保護目的』 ということでしたが、革靴転売ではどちらが必要なのでしょうか? これについては、断言しますが『ケア』です。 お客さんに長く履いてもらうためには、ケアは不可欠です。 特に、革靴転売で仕入れる中古の革靴というのは、仕入れる革靴がどれも適度な水分や油分が保たれた状態と言うわけではありません。 むしろ、ケアが必要な革靴を仕入れることの方が多いと思います。 そんなとき、油性クリームだけを使っていたら、 内部は乾燥しているのに、表面はツヤも出ていて“見た目としては綺麗な靴”が出来上がってしまいます。 これをネット販売するのって、結構やっていることヒドイですよね。 仮に1度や2度は喜んでもらえたとしても、これだといずれ、お客さんからの不満の声が届くと思います。 油性クリームを使うのであれば、触ってみて乾燥していない、ケアが行き届いている革靴を仕入れた時ぐらいにしましょう。 もしくは、 水分補給用のクリーム「デリケートクリーム」を使ってからにするか、どちらかにしましょう。 “デリケートクリームでしっかりと水分補給をしてから使う” というのが油性クリームの使い方です。 デリケートクリームをすっ飛ばして、乳化性クリームと同じように使わない方がいいですよ。 んー、でも、それだと必要な道具も増えて高くつきそう・・・ そこなんですよね。 だからおすすめは「乳化性クリーム」なんですよ。 基本的にこれ1つでOKですから。 もちろん、デリケートクリームもあれば便利ですよ。 ただ、乳化性クリームがあれば、デリケートクリームもそれほど必要ありません。 よほど乾燥が進んでいそうな場合には「デリケートクリーム+乳化性クリーム」という使い方がいいのですが、そこまでのケアが必要になってくる革靴を仕入れることは稀でしょう。 そして、数ある乳化性クリームの中で、なぜブートブラックのシルバーラインのクリームがおすすめなのかについてですが、なんと言っても一番の理由は「コスパ」です。 ブートブラックのシルバーラインはカラー展開も豊富にあるという点でも使い勝手が良いのですが、そのリーズナブルな価格はやはり魅力です。 ショップによって値段の差はありますが、基本的には55gで800円+税となっています。 同程度の容量で1,500円~3,000円近いクリームもある中、1,000円以下となると、とても調達しやすい値段設定ですよね。 靴クリームは消耗品なので、革靴転売をする上では、安くても使い勝手の良いものを用意するという点は忘れてはいけませんからね。 ただ、シルバーラインのシュークリームで唯一上げるデメリットがあるとすれば、ニオイでしょうか・・・ 有機溶剤が入っているので、やはり溶剤独特のツンとしたニオイはありますね。 乳化性なので、溶剤が入っているのは仕方ないのですが、クリームによってそのニオイの度合いは変ります。 僕はそれほど気になりませんが、どうしてもこのニオイが苦手な場合は、別のものを探してみるのも手でしょうね。 基準としては50mlで1,000円以下程度のものがコスパの良い部類と言えるので、そのあたりを目安にしていただくと良いですね! ちなみに、僕がもうひとつだけ靴クリームでおすすめを紹介するとすれば、 同じく乳化性クリームのこちら リッチクリームというだけあって、パッケージデザインも高級感ありますよね^^ でもこれも実は、コスパの良いクリームとして有名です。 値段は2200円とやや高額になりますが、容量が120mlと多くあるのでかなり長持ちします。 それに、ブートブラックほどのニオイの強さも無く、室内作業にも向いていると言えるクリームのひとつですね! 道具選びも、革靴転売の楽しみ方のひとつだと思いますので このあたりは今後やっていく中で、お好みを見つけて行ってもらえればいいかと思います。 今回は、「乳化性クリーム」と「油性クリーム」の違いから 『革靴転売には“乳化性クリーム”がおすすめ』という点と、 その中でもおすすめは『ブートブラックシルバーラインのシュークリーム』ということをご紹介しました。 これからリペア道具を購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。 ちなみに、すでに別のクリームを用意されている方は、あらためて買いなおす必要はないですからね^^ 次回の買い増しの際などに参考にしてみてください。 それでは、今回のお話はこの辺で! 今日もありがとうございました。「乳化性クリーム」と「油性クリーム」の違い
なぜ革靴転売には「乳化性クリーム」が良いのか
なぜブートブラックのシルバーラインがおすすめなのか
まとめ
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