どうも、まえのです。
革靴転売で、出品したいのにサイズが不明な革靴って困りますよね?
ネットでの販売なので、試着していただくわけにもいきませんからね。
そこで、今回はそういったサイズが不明な中古革靴をネットで売る時の対処法についてお話していきます。
サイズが不明な革靴を見かけたことが無かった人も、この先も革靴転売を続けていく中で、きっとそういった革靴にも出くわすはずです。
そんな時のためにも、ぜひ覚えておいていただくと良いでしょう。
Contents
サイズが不明な中古革靴をネットで売る時は どうされておりますでしょうか?
実は、今回のテーマについてはLINE@の読者さんからの質問がベースとなっています。
少し前に「革靴転売のギモン解決しようキャンペーン!」というのをLINE@で開催しまして、そのなかで頂いたご質問のひとつです。
さて、こちらの質問についての回答を、深掘りしながらまとめていこうと思います。

こちらの質問に対して、僕が回答した内容はこちらです。

その場合は、実際に履いてみたサイズ感を「スニーカーサイズに変換して」記載します。
例えば、「スニーカーで25.5~26.0cmを履く方におすすめです。」といった具合ですね。
僕は24.5~27.0cmであればほぼジャストサイズで言い当てられますが、これには多少の慣れが必要なので、怪しいサイズ感のものは販売しない(仕入れない)のが正解です。
あと、これはどんな靴を販売する時もですが、アウトソールの全長と横幅は必ず記載するようにしています。
これもひとつのサイズ感の目安となる指標です。
読者さんには、こういった回答をさせていただきました。
こちらの回答について、補足説明が必要になりそうな部分に水色のマーカーを入れてみましたので、今回はその部分について深掘りしていきます。
サイズ不明の商品は仕入れ対象外
おそらく、多くの方が靴を購入する際には「試着する」というのが通常だと思います。
しかし、僕たちがやっている革靴転売では基本的には「試着」は出来ません。
そんな中で、ネット販売で革靴を購入する人がもっとも参考にしているのが「表記サイズ」です。
そうなると、表記サイズの無い革靴に関しては、お客さんも購入に対してより慎重になるということが言えますよね。
中には「表記サイズのない革靴なんて購入できない」と思う人も多いでしょう。
要するに、サイズが不明(表記サイズの無い)な革靴はそれだけで、見込み客が激減すると思ってください。
革靴転売の魅力は、利益率の高さや回転率の良さ、というのはよく言われていますが、見込み客が激減することは、その魅力の一つ「回転率」が悪くなるということに直結します。
そういう理由で、サイズが不明(表記サイズの無い)という革靴は、基本的には「仕入れ対象外」ということになります。
「回転率が落ちることを覚悟の上で仕入れる革靴」ってどんな革靴?
基本的には、サイズ不明の革靴は仕入れないのですが、そういった革靴であっても仕入れる場合はあります。
それは、たとえ回転率が落ちても、それ以上のメリットがある場合です。
具体的に言えば、「利益率」や「利益額」が通常よりも大きくなる場合です。
極端な話、数ヶ月間~半年間売れなくても、売れたときのメリットが大きいと思えば仕入れるというのは“有り”ということです。
※資金力や保管スペースの有無といった個人差があるので各自での判断となる部分です。
ただし、考えてみて下さい。サイズが不明ということは、それなりに履き込まれた靴ということが言えそうですよね?
本来記載のあるはずのサイズ表記が見えなくなってしまうぐらい擦れているわけですから。
だからこそ念入りに行わないといけないのが、状態確認です。
そういった革靴を仕入れるのであれば、いつも以上に入念に状態確認をしておくことをおすすめします。
その上で、サイズ不明であっても「十分なメリットがあると考えられる場合は 仕入れる」という判断は悪くないと思います。
「スニーカーサイズに変換して」について
革靴に詳しい人はわかると思いますが、革靴のサイズは、ブランドだけでなく、モデルや年代・木型(ラスト)などによっても違いが出てきます。
ですので、全く同じ革靴を持っている場合を除いて、革靴の表記サイズだけで本当に自分の足に合うかどうかというのはわかりません。
例えば、『今所有している革靴がUK7(イギリスサイズ)であれば、他のUK7の革靴はどれも同じように履けるかというとそれは怪しい』ということです。
そういった意味でも、個体差の大きい革靴のサイズについては、「スニーカーサイズでは約〇〇cm」という補足情報を付け加えておくだけで、購入者さんも判断材料が増え、購入率が上がるというのが、僕の経験からも言えることです。
※記載例)「スニーカーで26.5~27.0cmを履く方におすすめのサイズです。」等
余談ですが、日本のスコッチグレインやリーガルのサイズは、表記サイズよりも大きめに作られているものが多いとよく言われています。
例えば僕の場合では、普段のスニーカーは25cmを履きますが、REGALの革靴では24.0cmや24.5cmが丁度よいサイズ感です。
このように、メルカリなどでも「サイズ感」についての質問はよく飛び交っているので、「スニーカーだと〇〇cm」というのは記載しておくと親切ですね。
【おすすめ】自分でも履けない革靴のサイズを確かめる方法
僕の場合、幸か不幸か、、、小柄な体格なおかげで、基本的にどんな革靴でも足が入ります。
普段のスニーカーでは25cmを履いているので、革靴のサイズ感を確かめる際にも、自分の足を入れてみたときの余裕具合から、約26cmや27cmといったサイズを測っています。
このように、ほとんどの靴に足を入れられる場合は測りやすいのですが、この記事を読んでいる方の中には、そうではない人も多くいらっしゃると思います。
そうなると、自分の足よりも小さい革靴はサイズ感をなかなか確かめられませんよね。
そんなときにおすすめな方法として、
履けないサイズのインソール(中敷き)を用意しておく
というのが良いでしょう。
こういったインソールは、本来自分の足のサイズに合わせてカットして使うようになっていますので、
逆にそれを利用して、24.5cm用、25cm用、25.5cm用といったように、自分の足に合わないサイズ感のものだけ用意しておくと何かと便利です。
お近くの100円ショップのものでOKです。
履けないサイズにカットしておいたインソールをひとつずつ入れてみて、どのサイズが合うかどうかを確かめる方法です。
インソールの右足と左足でサイズを変えておくと、1足分で2種類のサイズを用意することができますので、サイズ判断に不安がある方は参考にしてみてください。
アウトソールの全長と横幅を記載する
そして、商品説明文に記載しておくべき具体的な数値として重要なのが、この2つの実寸サイズです。
- アウトソールの全長サイズ(実寸)
- アウトソールの全幅サイズ(実寸)
それぞれの測り方はこのようになります。
- アウトソール全長
- アウトソール全幅
例えば、あなたがインターネットで洋服を購入する際に、MサイズやXLサイズといったサイズを見ると思います。
それが、革靴の場合は「表記サイズ」と近いイメージです。
さらに、洋服では「身幅や肩幅、着丈など」の実寸サイズの記載がされていることが多いと思いますが、それが革靴のアウトソールの実寸に近いものとなります。
この実寸を明記しておくことで、お客さん自身で、今持っている革靴と比較をすることができます。
実物を見られないインターネットでの買い物ですから、こういった具体的な数値は購入につながる大きな判断材料となるわけです。
必ず忘れず記載しておくようにしましょう。
こうした具体的な情報を記載せず、はっきりとしない情報で出品した方が幅広いお客さんに購入してもらえそうと思われるかもしれませんが、それは戦略としては間違っています。
多くのお客さんをターゲットにするのは、集客の入り口としてはセーフですが、購入「する」「しない」の判断の際には、より明確にしておく必要があります。
お客さんが求めているのは、誰にでも合う商品ではなく、『自分に合う商品』ですからね。
つまり、より個別具体的にした情報がぴったりとハマった方が、お客さんの購買意欲も上がるということです。
今回はサイズに関してのお話ですが、サイズに限らず「ターゲットを明確にしておく」というのは大切な考え方なので、いまのうちに覚えておきましょう。
まとめ
今回は、LINE@の読者さんからいただいた質問をベースに、「サイズが不明な中古革靴の革靴転売での扱い方」についてお話してみました。
項目ごとに振り返るとこうなりますね。
- 1 サイズが不明な中古革靴をネットで売る時は どうされておりますでしょうか?
- 2 サイズ不明の商品は仕入れ対象外
- 3 「回転率が落ちることを覚悟の上で仕入れる革靴」ってどんな革靴?
- 4 「スニーカーサイズに変換して」について
- 5 アウトソールの全長と横幅を記載する
最後に、僕の個人的な意見ではありますが、サイズ不明の革靴については仕入れなくていいと思っています。
仮に利益が取れそうでも、利益率が高くなりそうでも、サイズ不明で出品する際の不安はどうしても残りますからね。
そういった不安があることで、なかなか出品作業が進まなかったりすると、更に回転率も悪くなってしまいます。
それよりは、スムーズに出品してサクサク売っていける革靴を中心に仕入れていくほうが、精神衛生上も良いです。
この記事を読んでいただいて、なにかあなたの中で答えを見つけていただければ幸いです。
それでは、今回はこの辺で!
まえのでした。