どうも、まえのです。
革靴転売というと、
慣れればリサーチもいらない!
5~10分で仕入れ完了!
利益〇万円ゲット!
みたいに思われている人も多いですよね。
僕が革靴転売を始める前の情報収集でも、そういった情報発信をされている方が多い印象でした。
そこで今回は、僕が実際に革靴転売に取り組んでみた結果わかった事実についてお話します。
具体的には、店舗仕入れにかかる時間や、その後の売れるまでの作業時間についての話をしていきます。
経験次第でリサーチがいらなくなる
革靴転売をやってみて、確かに実感したこととしては、
リサーチ無しで仕入れる商品も多い
ということです。
もちろん、すべてというわけではありません。
中にはリサーチしながら仕入れを判断する場合もあります。
はじめはブランド知識も含めてわからないことだらけだったので、
スマホは常に片手に持って、ひとつひとつ革靴をチェックしながらリサーチしまくっていました。
その時は、1日仕入れに出ると間違いなくスマホのバッテリーが持たないので、車で移動中は常に充電しながらでしたね。
それでも回数を重ねていくうちに、スマホでリサーチするという機会はどんどん減ってきました。
というのも、一度販売したことのある商品って、意外と覚えているものなんですよね。
その靴が、なかなか売れなかった靴なのか、簡単に売れた靴なのか、
他の人が売った実績からだと結果しかわかりませんが、自分で売った靴ならその経緯がわかります。
それが、最も自分の中で説得力のある仕入れ基準になってくるのです。
そういった基準が、経験を重ねていくうちにどんどん頭の中にたまってきて、
その結果、スマホを開いてリサーチする必要も無くなってくるんですね。
革靴に関して言えば、シーズンごとにモデルチェンジする商品でも無いですし、
ひとつひとつの品番までチェックしなくても、ある程度の条件が同じ革靴であれば同じように売れます。
特に、ビジネスシューズの仕入れに関して言うと判断も容易です。
5分・10分で利益〇万円ゲット
それでは、もう少し今回の本題に寄せていきます。
YoutubeやSNSなどで転売の情報発信をしている人は多いですが、
そこそこ頻繁に目にするのが、
「10分仕入れで利益〇万円ゲット!」といった内容の情報です。
これ聞くと、
え、うそ!?
そんな短時間で!?
時給にするといくら!?
と驚くと同時に、すごく興味をそそられますよね。
僕だってそんな仕入れがあったとしたら、めっちゃやりたいって思いますもんw
でも、具体的に言うと
革靴転売の場合、仕入れが仮に10分でも、それだけで終わりではありません。
その後に、リペアして写真撮って出品して…ってやっているとそれなりに時間がかかると言うことは、知っておいてほしいです。
これは例えば、革靴転売以外でも同じことです。
カメラ転売でも、カメラのメンテナンスしたり掃除したりしますし、
古本せどりでも、シール剥がしたり中身のチェックを入念に行ったりしますし、
仕入れて終わりというのは、普通はあり得ません。
それなのに、そういう手間を掛けるべきところをすっ飛ばして、
あまりに短時間で極端に稼げてしまうというイメージが強すぎると、
実際に取り組んだときに、
「思っていたのと違うし、めんどくさ!!!!」
って、やめていってしまう人が多くなってしまいます(T-T)
だからこそ敢えてここでは言っておきますが、
「10分の仕入れで、利益〇万円ゲット!」というのはあり得ませんので、
そういう情報を目にしたら、
「10分の仕入れで、利益〇万円見込みの革靴をゲット!」と心の中で変換してあげるようにしましょう。
仕入れ以外にかかる時間は?
それでは、実際に10分の仕入れで革靴を仕入れたとして、その他にかかる時間について僕のケースでお話しますね。
仕入れ以外にかかるのは、
リペア、写真撮りと編集、出品、梱包、発送ですね。
僕は、このトータルを1足あたり約1時間と考えています。
目安としては、
リペアに20分、
写真撮りと編集に5分~10分、
出品に10~15分、
梱包に5~10分、
発送に15分、
といった感じです。
他に、お客さんとのやりとりもありますが、そこにはそれほど時間はかからないので省きます。
まとめて作業するので、実際はもう少し早くなりますが、
1足だけでやった場合これくらいはかかると思います。
意外とかかっていますね^^;
これは、僕が性格的にのんびり屋だからなのか、
スキル的に作業が遅いからなのか、笑
とにかく、仕入れ以外に1足あたり1時間ほどかかっているというのは事実です。
僕の場合は、店舗仕入れの日は仕事というより、どちらかというと休日感覚なので、
今あげた約1時間というのが、仕事時間という認識です。
つまり、1足で利益3,000円出ると時給3,000円の仕事となりますし、
1足で利益10,000円出ると時給1万円の仕事ということになります。
忘れてはいけないのが、売れるまでは完全に時給0円です。
これが、サラリーマンやアルバイトと違うところですね。
要するに、かかった時間だけ安定して稼げるということではないと言うことです。
ここの時給を上げるか、下げるかは自分次第なので、それがビジネスの醍醐味ですね!
最後にもう一つお話したかったのが、次のお話です。
10分仕入れについて
もう一つ、お話したかったのが、
10分仕入れで大きな見込み利益を上げることが可能かどうか
についてです。
これに関しては、可能だと思います。
ですが、毎回ではなく運次第の要素が強いです。
そもそも、店舗によっては10分では見切れないぐらいの革靴が並んでいるお店もあるので、
そういったところを10分で終わらせてしまうと、その方が利益を逃してしまいます。
そもそも、せっかく現物を手元でしっかりと確認しながら仕入れられる店舗仕入れで、
極端に短時間で仕入れを終わらせることの方が、もったいないのではないでしょうか。
僕はもっと時間をかけてもいいと思っています。
僕が、店舗仕入れで一番気にしていることは、商品の状態チェックです。
ネット仕入れの場合は、商品の3割程の情報しかわからないことの方が多いですが、
店舗仕入れの場合、手元で見るので10割わかります。
目で見るだけでなく、ニオイや、履き心地だってわかります。
革靴の本当の価値を決めるのは、
ブランド、デザイン(タイプや色)、そして状態です。
でも多くの人は、状態に関してそれほど気を配っているように思えません。
敢えて触れないようにしているのかと、本当に不思議です。
これは、僕の革靴転売ビジネスに対するポリシーですが、
利益を取ることはもちろんのこと、お客さんに「良い革靴を提供する」ということが最優先かと思っています。
良い革靴というと抽象度が高いので、具体的に言うと、「この先何年も履いてもらえる革靴」ということですね。
新品の革靴ではなく、中古革靴を仕入れる革靴転売だからこそ、
状態のチェックというのは欠かせないものだと思います。
そんなこと言っても、
履き皺だって、カカトの減りだって、傷や汚れだって、みんな確認しているんじゃないですか?
と言われると思います。
でもそれは、売れるか売れないかの判断基準として確認しているだけで、
本当の状態確認というのはそれだけでは全然足りません。
革靴の素材や構造から考えても、そんなに単純なものではありませんし、
革靴を片手に持って、ぐるっと360度眺めるだけでは足りないということです。
それだけしっかりとチェックしているので、僕の仕入れは結構時間かかります^^;
短時間仕入れで何店舗も回ることも、そんなに大事だとも思っていません。
実際、それだけ厳選して仕入れているからこそ、自信を持って出品できるわけで、
やたらと安売りなんてしなくても買ってくれたお客さんからの信頼も得られています。
つまり、素人程度のチェックだけで終わらせることなく、
プロの革靴バイヤー並にチェックして、
信頼される革靴転売屋になることも、
時間を掛けた仕入れの大きなメリットかなと思っています^^
まとめ
今回お話しした内容のまとめとしては、
- 経験次第でリサーチがいらなくなる
⇒完全にはリサーチいらずにはなりませんが、確実にリサーチの頻度は減ります。 - 5分・10分で利益〇万円ゲット
⇒「利益ゲット」ではなく、「見込み利益の革靴ゲット」と考えましょう。 - 仕入れ以外にかかる時間は?
⇒1足あたり、約1時間ですね。平均利益単価5,000円なら、時給5,000円ですね! - 10分仕入れについて
⇒短時間にこだわるよりも、状態チェックを怠らないようにしたほうがいいと思います。
といった内容でしたが、最後の話なんて別に強制しているわけではないですからね!
もちろん、誰しも稼ぎたいから転売をやっているはずなので、どういう手法をしても僕は口出しなんてできません。
でも、間違いなくお客さんからの信頼を失うような販売方法だけは止めたほうがいいです。
利益を狙っていくのももちろん大事ですが、
利益最優先ではなく、何か“この考えは曲げられない”といったような、
こだわりを持ってビジネスに取り組んでみるといいのではないでしょうか。
それでは、今回のお話しは以上です。
ありがとうございました。
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